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EDGEHIKER READINGS

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♪ 車いすで行けるよ、どこまでも ♪ レバレッジド・フリーダムチェア

特集記事

レバレッジド・フリーダムチェア

 こんにちは。今日は、エッジハイカーに皆さんにピッタリな新しい車イスを紹介します。

 こちらは、レバレッジド・フリーダム・チェア(グリット・フリーダム・チェア)といいます。レバレッジとはてこの原理のことです。てこの原理で車輪を動かす新しい形の車イスです。これによって軽い力で、車輪を動かすことが可能となり、今まで、手の力で動かす従来の車イスでは行けなかった舗装されていない道も行けるようになっています。

 

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参照:http://www.gogrit.us/

 

 エッジハイクは、体で場所を体験することを目指しているので、こうした新しい移動手段が出来るのは大変うれしいことです。しかも、以下見てください。結構カッコイイですよね。大変スタイリッシュな車イスです。

 

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参照:http://www.gogrit.us/

 

カスタマイズも可能ですね

 お値段ですが、これはちょっと高いです。二つのモデルがありまして、3000ドルから5000ドルなのです。

 

GRIT Freedom Chair 2.0 $2995

 こちらは、街中モデルですね。タイヤは、通常の自転車のタイヤと同様の形と思ってもらえると良いと思います。


GRIT Freedom Chair Forward $4995

 こちらは、トレッキング用です。タイヤはマウンテンバイクのような、太めの代謝を装着し、サスペンションがタイヤについた新しい形です!これなら、走行時の衝撃をタイヤで軽減してくれそうです。

 

 あとは、実に様々なオプションもついていますし、カスタマイズも可能です。これは若干アメリカンな仕様ですが、うれしいですね。

 

 例えば、ハンドルに巻くグリップは以下の色に変更可能です。

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参照:http://www.gogrit.us/shop

 

 あと、車いすの後ろにつけるハンドルも変更可能です。

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途上国への支援

 あと、このレバレッジド・フリーダム・チェアは、途上国への支援としても非常に有効であり、その利用を推奨しています。

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 たしかに、店長がよくいくアジアを考えてみると、舗装されている道路は少ないですし、舗装されていても日本のように平らに整備されていないのです。アスファルトの整備状況は悪く、斜めの場所もかなり多いです。

 店長の友人で足を悪くしてしまった方がいまして、その方の車いすを押したのですが、非常に勾配の緩いと思っている場所でさえも、まっすぐ行くのは難しいのです。そう考えると、このてこの原理を利用した軽く移動できるという新しい車いすの有効性は、こうした地域で十分に発揮されるように思います。

 

www.youtube.com

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www.gogrit.us

 

 

連載 吉井子の冒険 (13)

連載 吉井子の冒険

作:しみずせい (13)

 

 政孝は屋上から中庭を見ていた。中庭にはいくつもの屋外作品が並んでいて、屋上からみると先ほどみた黒い板状のオブジェがよく見えた。

「そうか、あれだったんだね。吉井子。お父さんの影は。」と政孝は言った。

「そうよ。よくすぐにわかったわね、さすが、まさくん。なかなか気づかないのよ。」と嬉しそうに吉井子が答えた。

 太陽の光が黒い板状のオブジェに反射して、向かいのカーブした白の美術館の壁に人型の像を映し出していた。たぶん、板の反射率とか微妙な凹凸が平らに見えた板に細工されていたのだろう。そして、時間、そう、たぶんある一定の時間しかその影は出てこないし、もしかしたら日時も限定されているのかもしれない。一年前と今日、同じ9月9日にまた白の美術館に来たのは、偶然でなく吉井子にとっては必然だったのかもしれないと政孝は思った。吉井子はお父さんに会いに来たのだ。

 

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連載 吉井子の冒険 (12)

連載 吉井子の冒険

作:しみずせい (12)

 

「そうそう...」最初あったときから吉井子の言動には驚かされていたのを思い出して、口元がすこし緩んだ。政孝は、いつか地下室を見てみたいなと思った。「整然と並んだレコードと地下室」と、政孝は美術館の中にある隔離された私的で小さな空間を想像していた。

 

「じゃあ、中の展示を見に行く?」と政孝は聞いた。

「そうだね」とかごバッグをさっと抱えて、吉井子は先を進んでいった。 

 今日の企画展は、若手写真家の作品だった。そして、その若手の写真を比較するようにかつての大物写真家の写真も展示してあった。木村伊兵衛、土門拳、名取洋之助といった日本近代写真の黎明期の写真家の作品だった。彼らの古いスナップ写真と、同じ場所、同じ構図で若手の写真が並べてある。そこには、ほとんど場所の面影を残さない日本の風景の特色が見えるようだった。吉井子は写真には興味を示さずに、どんどん歩いていく。階段をのぼり、二階からさらに狭い階段を抜けて屋上にでた。政孝も、吉井子の後から屋上にでた。屋上にのぼると、白の美術館がすっかり周りの高い建物から取り残されているのが良く分かった。屋上からは、さっきいたカフェも中庭も良く見えた。

「あっ」と政孝は、声を出した。

 

 

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